ある日のこと。ちょっと気になっていた ライトノベル 小説「とんでもスキルで異世界放浪メシ」を手に取ってみたんです。最初に小説と出会った時、とんでもスキル？異世界放浪？そしてメシ。タイトルに惹かれ思わず手に取ってしまった。
正直、最初は「異世界ものって最近多いよね」くらいに思ってました。でも、読み始めてわずか数ページで物語に完全に引き込まれてしまいました。こんなに面白いなんて、思っていませんでした。
突然異世界に召喚された普通のサラリーマン「ムコーダ」こと向田剛志。その彼が与えられた固有スキル「ネットスーパー」名前からして地味なスキルのように思えるけれど、彼の物語を追うたびに「とんでもスキル」であることがわかってくる。
ネットスーパーの力で生き抜く異世界の日常と味わい深い繋がり
何が特別かって、この作品はただの異世界冒険ファンタジーじゃないんです。ムコーダの生き様やエピソードのひとつひとつが、心にじんわり響くんです。
読んでいると心が癒されて、つい微笑んでしまう瞬間がたくさんあって。そして、読み終わった後のあの穏やかな感じ。長い一日の終わりに読むのにぴったりな作品です。
とんでもスキルで異世界放浪メシの簡単なあらすじ
主人公の向田剛志（ムコーダ）は、ごく普通のサラリーマン。しかし、突然異世界に「巻き込まれる」形で召喚されてしまいます。同じく召喚された少年少女たちが「勇者」に選ばれる中、ムコーダ自身は役立たず扱いされ、「巻き込まれた異世界人」として王国から追い出されます。
ここまでだったら少し悲しい物語に思えるかもしれませんが、ムコーダには「ネットスーパー」という固有スキルがありました。このスキルを使い、元の世界から商品を取り寄せ、食材を駆使しながら異世界での旅をスタートさせます。
魔獣フェルやベビースライムのスイといった仲間に恵まれながら、彼の放浪と料理の物語が展開していきます。
とんでもスキルで異世界放浪メシの登場人物たち
序盤の物語で中心になるキャラクターたち。ムコーダさんの作る料理や異世界の食べ物に、心を奪われている。
主人公：ムコーダ – 向田剛志
凡人だけど心優しい性格が滲み出る主人公です。特筆すべきは彼の料理スキル！「ネットスーパー」を使って生み出す料理の美味しさが異世界の人々や魔獣までを虜にしてしまいます。彼の一見普通ながらも、たくましい生き方が読者に共感を呼びます。
従魔：フェル
風の女神ニンリルの加護を持つ伝説の魔獣で、ムコーダとの食いしん坊な掛け合いがポイントです。圧倒的な力を持ちながらも、食べ物には絶対の妥協を許さない姿にクスリと笑えるシーンが多々あります。
従魔：スイ
ベビースライムでありながら異常に食欲旺盛で、成長するごとに可愛らしさもアップ。同時に戦闘能力も進化し、ムコーダの旅を支えます。
女神：ニンリル
異世界の女神様らしからぬ、甘味好きの一面が癖になります。ムコーダが祭壇に供えるパン類に大喜びする彼女のコミカルさが物語に良いアクセントを加えています。
とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣（小説）
あまり戦闘やチート無双などが無い作品。異世界ほのぼの系や異世界グルメなどが気になる人は、読んでみる価値が高いと思う。キャラクターも魅力的でおすすめ。
とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣
シリーズをまとめて読む。とんでもスキルで異世界放浪メシ (全巻)
現代日本から剣と魔法の異世界へと召喚された向田剛志。どんな大冒険が待っているのかと思えば、実はムコーダは「勇者召喚」に巻き込まれただけの一般人だった！ そんなムコーダの初期ステータスは正規の勇者（３人もいる！）に比べてかなりしょぼい……。さらにムコーダたちを召喚した王国がうさん臭く、「あ、これ勇者を利用しようとするやつだ」と察して一人城を出るムコーダ。この異世界でムコーダが唯一頼りにできるのは固有スキル『ネットスーパー』――現代の商品を異世界に取り寄せられるというものだけ。戦闘には向かないが、うまく使えば生活には困らないかも？ と軽く考えていたムコーダだったが――？ 実はこのスキルで取り寄せた現代の「食品」を食べるととんでもない効果を発揮してしまうことが発覚！ さらに、異世界の食べ物に釣られてとんでもない連中が集まってきて……!?「小説家になろう」年間１位のとんでも異世界冒険譚、ついに登場！
主人公ムコーダの魅力
主人公の向田剛志（ムコーダ）は、平凡なサラリーマン。突然異世界に召喚されるんですが、なんと「君は必要ない」なんて冷たく突き放される始末。だけどムコーダはは持ち前の特別スキル「ネットスーパー」を使って、自分の居場所を自ら切り開いていくんです。
そして、この「ネットスーパー」というスキル、最初は地味に思えたけど、実際にはストーリーの核なんです。現実世界の食材を異世界に持ち込み、まるで魔法のような料理を生み出す。その描写がなんともリアルで、料理が好きな人にとって、とても魅力的なものになります。
フェルやスイとの心温まる関係
ムコーダが出会う仲間たちもまた魅力的です。例えば、伝説の魔獣フェル。最初は圧倒的な存在感でムコーダに迫りますが、彼の作った「レッドボアの生姜焼き」を食べた瞬間、このセリフ。「うむ、お主と契約してやろう」。思わず吹き出しちゃいました。
そして、小さなスライムのスイ。何とも愛らしくて、成長する姿が健気で、ときどき目頭が熱くなるようなエピソードも。彼らとの関係性が物語の温かさをさらに引き立てているんですよね。
ユニークなスキル「ネットスーパー」
「ネットスーパー」というスキルは、一見地味に思えるかもしれません。しかし、異世界においてはこのスキルが破格。普通の調味料や食材が絶品の料理に変わり、食べた人や魔物に驚きや感嘆を呼び起こします。
例えば、炊き立ての白ごはんに日本風のカレーをかけただけで、異世界ではとんでもない「ご馳走」となり、人々の心を掴む。この平凡で家庭的な料理が異世界という非日常と融合する瞬間が、この作品の大きな魅力です。
読者にとっても、「自分だったらどんな料理を提供するだろう？」と想像する楽しさがあります。便利なネットスーパーを駆使して、自分だけの異世界グルメを築くことに共感を呼ぶ仕掛けが見事です。
魅力的なストーリーとメッセージ
この作品は、ただの「おいしい料理」「ほのぼの異世界」だけではなく、ムコーダの成長や、自分の力で人生を切り拓く姿勢にあります。彼は勇者でも英雄でもありません。しかし、丁寧に作った料理や誠実さで周囲を味方に変えていく。そのプロセスが心温まります。
特に、フェルやスイと家族のような信頼関係を築く場面や、異世界の女神すら彼の手料理に癒される描写は、癒し系ファンタジーの醍醐味と言えます。また、王国を後にするシーンでは、「自分の居場所を見つけ、新しい一歩を踏み出す強さ」を教えてくれます。このポジティブなメッセージこそ、本作の底に流れる大切なテーマだと思います。
とんでもスキルで異世界放浪メシ – 小説レビューと感想ノート
異世界での食事シーンが工夫されていて、想像力を掻き立てます。異世界にも関わらず「和風の味」が大活躍する点が面白い。
ユニークなグルメファンタジーとほのぼの仲間関係
フェルやスイとの交流は、単なる冒険仲間以上の温かみがあります。時には家族のように、時には友人のように、流れる絆が心に響きます。
テンポの良いストーリー
軽やかな文体でサクサク読めるので、読者を飽きさせません。難解な設定や展開もなく、リラックスしながら楽しめます。「とんでもスキルで異世界放浪メシ」は料理が好きな方も、ファンタジー好きな方も、どちらにもおすすめの一冊です。
とんでもスキルで異世界放浪メシ 1（漫画とコミック）
漫画：赤岸K 原作：江口連 キャラクター原案：雅
原作の小説も楽しく読めますが、漫画もとても良い出来で面白い。絵に素朴さと力強さがあり画力も高いと思う。食事も美味しそうで女神様たちもかわいい。
シリーズをまとめて読む。とんでもスキルで異世界放浪メシ (全巻)
『勇者召喚』に巻き込まれ、異世界に転移してしまったサラリーマン・向田剛志。異世界の王様の話に胡散臭さを感じた向田は、早々に国外脱出を決意し一人旅に出ることに。旅で頼れるのは、召喚時に唯一得られたスキル【ネットスーパー】。それは、異世界にいながら現代日本のスーパーの商品を取り寄せられるという便利スキルだった！ しかし、隣国への旅の途中、護衛に振舞った「猪肉の生姜焼き」の良い匂いが、とんでもないヤツを引き寄せてしまい――!?”とんでもスキル”を駆使し魔物の肉を美味しく調理する男と、食いしん坊なフェンリルの旅が、ここに始まる！原作者・江口連書き下ろし短編小説も収録!!
とんでもスキルで異世界放浪メシ スイの大冒険 1（漫画とコミック）
漫画：双葉もも 原作：江口連 キャラクター原案：雅
スライムのスイが主人公。ムコーダさんの子供のように頑張る姿が微笑ましい。スイを心配するフェルおじちゃんも楽しい。
シリーズをまとめて読む。とんでもスキルで異世界放浪メシ スイの大冒険(全巻)
美味しそうな料理の匂いにつられて姿を現した魔物は、食いしん坊で人懐っこいプルプルのスライムでした――。「とんでもスキルで異世界放浪メシ」の公式スピンオフコミック！スイのかわいさを、ぎゅっと詰め込んでお届けします。
とんでもスキルで異世界放浪メシ – アニメレビューと感想ノート
アニメを観る時は「ちゃんと面白くできてるのかな？」なんて思ってたけど、今では毎話観るたびに胸がほっこりして、ちょっと感動すらするようになってて、なんだか不思議だなって感じる。
食が中心の異世界
飛んでもスキル「ネットスーパー」を駆使して異世界でモノを取り寄せ、料理を作り、旅をしながら人々との交流を深めていく。アニメ「とんでもスキルで異世界放浪メシ」は、そんな異世界の日常と美味しい食事のエッセンスを絶妙に融合させた作品です。
異世界モノが好きな私ですが、このアニメは他の作品と一線を画しています。そしてその理由は何といっても「食」にある。
剣や魔法、壮大な冒険だけではなく、美味しい料理がストーリーの土台になっている点がユニーク。異世界の日常風景の中で料理が人と人を繋げ、時に大きな課題や困難を解決していく。
「ネットスーパー」という温かいユーモア
ムコーダが使う『ネットスーパー』は一見すると異世界に似つかわしくない現代的なスキル。このギャップに笑いが生まれるし、作品全体に軽やかな雰囲気を与えてくれる。
転生前の世界の料理が異世界で特別な力を発揮する場面では、私たちの日常と異世界が繋がり、どこか温かい気持ちになる。
聞いただけで美味しそうになる「料理シーン」
お肉がジュウジュウ焼ける音、スープから立ち上る湯気、じっくり煮込んだシチューのとろみ、料理シーンの描写が圧倒的に美味しそう だ。異世界の風景を背景にした料理シーンは、どこか懐かしく温かい気持ちにさせてくれる。
また、キャラクターたちの会話や表情が盛り込まれた料理シーンも多く、物語をより一層楽しめる要素のひとつとなっている。
食による人と人の絆
料理を通じて絆が深まるシーンも多くある。ムコーダが初めてスイと出会った時や、仲間との夕食シーンなど、料理を囲むことで心の距離が縮まっていく様子は胸が温まります。
とんでもスキルで異世界放浪メシは、ただ異世界モノやグルメが好きな人向けだけではない。心温まるストーリーやキャラクターたちの成長、そして料理が持つ力を感じ取れる作品です。
例えば日常にちょっと疲れて癒やしを求めている人。何か「ほんのり温かいもの」を探している人。そんな心に寄り添う作品になる。
ムコーダとその仲間たちが織りなす料理と友情の物語は、平凡でありながらも特別。見終わった後、「また頑張ろう」と思えるような前向きな気持ちを得られること間違いないと思う。
とんでもスキルで異世界放浪メシ 第1巻 [Blu-ray]（アニメ）
ほぼ原作のストーリーで違和感もなくスッキリとする。アニメもきれいなので毎回楽しみになる。料理シーンは見てると本当にお腹が空いてくると思う。おすすめアニメだ。
Amazon PrimeVideo とんでもスキルで異世界放浪メシ（アニメ）
ある日突然異世界へと召喚された普通のサラリーマン、向田剛志。異世界の住人となった彼の固有スキルは『ネットスーパー』という一見しょぼいものだった…。落胆するムコーダだったが、実はこのスキルで取り寄せた現代の食品は異世界だととんでもない効果を発揮して…!?
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』PV 第1弾
